舵取り

今日はクライアントの方々と一緒に埼玉県内に30ほどの店舗を持つ企業さんへお邪魔しました。創業は明治元年と歴史の重みを感じさせる会社さんです。
首都圏に近い事もあり、各エリアが激戦になりつつあるそうです。景気の影響もあり昨年同様の戦略が通じるような事は無く、月毎に状況に合わせて販促展開を組むような状況だそうです(もちろん、真っ先に削られるのは広報宣伝費という事に)。
そのトップの方のお話を聞く中で、印象に残った事がありました。先代(父親)社長との仕事上での衝突で一時的に会社から身を引く時期があった頃、その業界から離れようとしなかったそうです。自分がその会社を継いで存続するのが使命であり、天が授けたものに対して自分が未熟であるからで、叶えるためには自分に何が足りないのかを真剣に考えたと。また、最終決定権を持つ者として押さえつけるような指示の出し方はした事は無く、社員が自らそうするような関わり方をしているそうです。
企業が伸びる理由のひとつに人材がありますが、どんな事をやるにせよ、動くのは人である事を再認識させられたお話でした。このうような時代だからこそ、社員が一丸となって同じ方向をしっかり見据える事が大切なのだと思います。
久しぶりに気づきがあった一日でした(笑)。

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