SaaS(サーズ)

コンピュータソフトウェア協会が中小企業におけるSaaSの利用意向等に関する調査を実施しました。ご存知のとおり、SaaSはSoftware as a Serviceの略で、ソフトウェア機能をインターネットを通じて、必要な時に必要な分だけ利用して代金支払うサービスです。ユーザはライセンスを必要とせず、ソフトウェアを利用できるという点ではASPに似ている部分もあるのかもしれません。
今回の調査では中小企業の従業員及び経営者またはに個人事業主に対してSaaSに関する知識がある人を調査対象に行ったそうです。
SaaSへ是非乗り換えたい若しくは乗り換えを検討したいと回答した人はどの業務でも2割前後で、業務別では営業支援・顧客管理、電子メール・グループウェア、社内 Blog・SNSが高く、認知度別に乗り換え意向をみると、SaaSに対しての知識をより持っている人の方が乗り換え意向が高い結果が出ました。
もちろん、SaaS利用のメリットとしては初期コストが安いが過半数で運用コストの削減、導入期間の短縮、ブラウザ環境のPCで利用可能の順で続き、デメリットは情報漏えいの心配が60%、ネットワーク障害の不安、サービス継続性の不安、カスタマイズしにくい、他システムとの連携が困難の順でした。
情報セキュリティについては、ネットワークトラブルやSaaSベンダー側のシステムの不具合によってのサービス中断の不安、次いでデータセンターへの不正アクセスやSaaSベンダーの社員による情報漏えいを不安視している反面、SaaSベンダーの信頼度によってSaaS利用の方が安心だと考える人が60%以上にもなりました。
やはり、SaaS選びに重視する点は使い易さと利用料金、それに機能に尽きます。今後進化したASPとしてますます利用率が高くなるのではないでしょうか。
サーバースペックやDBシステムの今後にも関ってきますが(笑)。

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