楽しい人間

様々な偽装事件で前出の食肉関連のH社長も商品表示に伴う全品見直しを強いられ、かなり煩雑な毎日を過ごしているという連絡がありました。暫くこんな状況が続くのかもしれません。
先日、ある役員お方から入社して1年程度で辞めてしまう人が多い事や求人内定者が向うから断ってくるケースがある事を伺いました。
昔だったら想像もつかないような話なのでしょうが、最近はよくある話だと思います。求人のチラシや情報誌を見ると業種が偏っているのがハッキリ分かります。
逆を言えば、定着しない業種という事で、業界や会社に問題があるのかもしれません。
ある雑誌に入社1年未満の転職が多い事について、組織の一員となった時に自分の動きが会社にどんな影響を与えるかという面白さを実感し、会社を意のままに動かすという感覚があって居心地の良さを認識する事が出来るとありました。この面白さを実感する前に苦しさだけを感じてリタイアに至ってしまうケースがあるようです。
社員教育による在り来たりのカリキュラムでこの面白さを伝える事は出来ません。
社員が仕事の面白さを学ぼうとするスイッチはその分野に熱中している人間側に自分を置いている場合に限って、その欲望がおこって来ます。
最近は仕事を楽しんでいる人やあんな風になりたいと思う人って周りにいないのではないでしょか?
目先に辛い事ばかりで、周りを見るとブスッとして仕事をしてる組織では興味も覚えませんね。
大きな組織になればなるほど大変でしょうが、基本は先輩の楽しい顔だと思います。私も気をつけなければと考えるこの頃です(笑)。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA