本物

今日は知人から山形のお土産にとイカの一夜干しを頂きました。帰って焼酎で一杯といきたかったのですが、風邪気味で明日も出張があるため断念して、イカはそのまま冷凍室へ直行という形になってしまいました(涙)。
ところで、先日ブログに書いた比内地鶏の件で食肉加工会社比内鶏の社長が問題発覚後、初めて会見を行なったようです。
日曜から連絡が取れなかった藤原社長は近所の山をさまよい死に切れなくて舞い戻ったと話しており、10年前から比内地鶏ではない廃鶏使用を認識し、使用の指示は本人が出していたと述べています。
偽装という認識が薄く、ブームに乗り多く売ろうという気持ちが優先し、会社のことを考えると止めることが出来なかったとか・・・・
ここに大きな考え違いを感じます。それは会社の長期的ビジョンを明確に持ち合わす事が出来ていなかった為だと思います。どうしても創業当時を含め経営に携わった段階で目先の事が非常に気になり、毎月の売上に一喜一憂してしまいます(私も同様ですが)。資金的に余裕があれば、あまり拘らない事かもしれませんが、一般的にはそうだと考えます。
比内鶏のように会社や社員の事を考えるならば、全く逆であった事が10年も経過した今始めて分かったのでしょう。
「こんなに愛されていると思わなかった。」という言葉には飼育業者を含め関係者の比内地鶏に注いできた情熱とその誇りを信頼していなかった事になります。私のクライアントにも地鶏に関わる方々がおり、全国的にこの影響が出ている中、多忙な日々を送っているとお聞きしました。
本物とは一体何なのか?を考えさせられるこの頃です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA