労わり

今日は久し振りに早い帰宅となりました。午後から仕事の関係で会津方面へ行ったのですが、制作側の仕事が多かった為に私はお役御免となった次第です。
以前映画で話題となったバルトの楽園ですが、会津出身の収容所所長である松江豊寿が鳴門を舞台にして、俘虜となったドイツ兵と地元の住民の交流の話です。
松江豊寿は俘虜に対し人道的な扱いを心がけ、俘虜による楽団が歓喜の歌を日本で初めて演奏したとされています。
実は今頂いているお仕事が会津と鳴門を結ぶ内容で、奇遇にも前述の話と重なる部分があるのです(これも不思議な縁だと考えています)。
クライアントから関連著書もお借りしたので、一気に読んでしまいました。
戊辰戦争の敗者となったために味わったこのような苦労話を父から伝えられたり、貧困生活を自分自身が体験する事で、松江豊寿の心の中に敗者に対するいたわりの気持ちが生まれてきたと思います。
人の痛みが分かる人間、最近少なくなってきたと思いませんか?私も見習いたい部分です(笑)。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA