遺したいもの

先日、昨年の高雄(台湾南部)市での思い出をブログに書いたのですが、その時以来の知人であるM氏のブログにも同様の事が書かれており、再び思いを馳せてしまいました。私もM氏同様に最近の熱帯夜が続くと何となく夜市で食べた白身魚の炒め物と台湾ビールが甦ってきます。
ここ数日、日中の天気が不安定なせいか、落雷を伴ったスコールのような雨が続いています。もうすぐお盆だというのに・・・
ところで、機械遺産というのをご存知でしょうか?
日本機械学会が歴史的機械技術を保存し、文化的遺産として後世に継承する為に認定するもので、25件が選ばれたそうです。
その内容は戦後初の国産旅客機YS11・初代の新幹線車両0系・民間初の量産蒸気機関車230形蒸気機関車・ホンダ自転車用補助エンジンカブ号F型・和時計の万年自鳴鐘・1877年製国産活版印刷機・東京帝国大学の水力学講義ノート・コマツブルドーザーG40・オリンパスガストロカメラGT-I・ヤンマー小形横形水冷ディーゼルエンジンHB形・ホンダCVCCエンジン等々。
選定としては保存・収集されてきたもの・機械のある歴史的な風景・機械を含む象徴的な建造物や構造物・記録に残る機械関連文書類が対象となり、機械技術の発展に特に寄与した重要な成果及び国民生活・文化・経済に貢献したものが認定されたそうです。
私としては以前の商売柄、平野富二氏(その師の本木昌造とともに日本における近代活版印刷を代表する人物)が手がけたアルビオン型手引き活版印刷機に興味を覚えてしまいます(明治期のもで国産で現存しているものは数台だとか)。
そういえば、前会社のロビーにも印刷機が展示されていました(笑)。

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