ある講演会でテレビは誰のものかという質問がありました。それはスポンサー・コンテンツクリエイター・放送局・テレビメーカー・視聴者の関係で成り立ち、どのファクターも不可欠です。
また、未来のテレビの仕様はテレビに関わる人々のニーズによって決定され、例えば放送と通信の融合、つまりテレビとネットの連携の先にある有料のネット放送におけるスポンサーと無料放送の関係や、ネット機能充実型のテレビ等々、作る側のテレビ概念も変わってくるとという話でした。
しかし、HDD依存の視聴スタイル変化・ネットワーク普及・ストレージ進化・テレビの高画素化・大画面化・薄型化のような最近の変化は全くの偶然で、シャープ・インテル・マイクロソフトに見られる技術連携のタイミングも偶然であり、要素として欠かす事の出来ないものだそうです(もちろん企業努力が一番でしょうけど)。
その上でテレビ進化の3つの方向性をテレビ本体の進化・テレビの多様性(モバイルテレビ等)・テレビの周辺環境機器と同調した進化(・レコーダやパソコン等)としています。1つが主流になるのではなく、ニーズによって様々な形のテレビが存在する事になるようです。
また、NHKが取り組んでいるスーパーハイビジョン超高解像度映像とサラウンドシステムはステージを観覧しているような感覚(臨場感)が味わえるそうです。
ぜひ、テレビを見ながら拍手をするような臨場感を味わってみたいですね(笑)。