第4の携帯

いよいよ3月31日に4番目の携帯電話会社のイー・モバイルが新規参入します。
携帯業界は現在3キャリアで携帯電話・PHSの契約数が1億件を突破し飽和状態に近い状態の中、参入するイー・モバイルはどのような新市場を開拓するのかが非常に楽しみです。
イー・モバイルは「ケータイの新ケータイ」をキャッチフレーズに従来見られなかった料金プラン・サービスを基に他社との差別化を図っていくそうです。
料金プランとして5980円/月のデータ通信完全定額制を導入しモバイル端末のみならずPC関連のデータ通信も同価格帯にするとの事です。
従来はPDA用に完全定額制の導入例はあったが、PC用は未対応でウィルコム(PHS)がPC用定額制を実現している事からそのの独壇場に参入ということになります。
また、端末そのものは電話機の進化ではなく、PCの小型化をコンセプトにシャープと共同でWindowsMobile端末EM・ONEを開発しました(すでにウィルコムが定番商品投入済実であるが、PHSなので最高通信速度が遅いという欠点があります)。これに対してEM・ONEは、HSDPA網を使用するためにスペックの高い高速通信を実現し、外出先においてもインターネットサイト・メールチェックがストレス無く使用できるというメリットがあるそうです。
また無線LAN・ワンセグ・大型液晶ディスプレイ搭載・スライド式キーボード使用によるメール作成やExcel修正等が可能となります(ノートパソコン不要のハイスペックモバイル端末です)。
親会社であるイー・アクセスが元々ブロードバンド会社である為、イー・モバイルはEM・ONEをモバイルブロードバンド環境を生かすための端末としています。
3キャリアの携帯電話会社が電話機進化8インターネット機能を付加)スタイルに対して、イー・モバイルはPCのサイズダウンいう発想からスタートという事になります。
親会社がブロードバンド会社の為、端末の考え方がこれまでの携帯電話会社と大きく異なり、今までに無い新しい事業展開が生まれて来るかもしれませんね(笑)。

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