今日はK市で午前中打合せがあったので、昨年倒れてリハビリ中の知人のところへ行きました(偶然にも今日が退院日だったのですが)。
昨年夏に伺った時には、意識も戻らず寝たきりでしたが、元気になったという噂も聞いていたので、彼に会うのが本当に楽しみでした。
病棟を少しだけ歩き回ると、懐かしい彼の顔が目に飛び込んで来ました。彼もすぐ分かったようで、軽く笑いかけると、大声を出して泣き始めてしまいました。これにはちょっと驚いたのですが、しきりに話す言葉と彼のジェスチャーから、私が来た事に対する嬉しさと自分が頑張っている姿を主張しているように感じました。私が肩を叩きながら、嬉しさを表すと一段と大声で泣く彼の顔は、純粋な少年のようにも思えました(病棟の患者さんや付き添いの方、そして私までももらい泣き状態になってしまったのですが)。
ほんの15分程度の滞在でしたが、最後まで彼の目は私を注視し(ガッツポーズをしながら)、後ろ髪を惹かれる思いでした。
病棟を後にしてエレベーターに乗ろうとした時、彼が杖をつきながら大きく手を振って見送ってくれました(私もエレベーターの中でで涙が止まりませんでした)。
短期間での復活振りは、現役時代のバイタリティの塊だった彼を思い出します(本当に頭が下がります)。
自分が今置かれている環境に対して真正面からぶつかっている彼の勇気に脱帽です。
退院おめでとう!