電話の融合

先日のニュースで、ひとつの電話番号が外出時は携帯電話、自宅では固定電話として使用可能となる通信サービス「FMC(固定と移動体の融合)」が今秋解禁になる事を報じていました(関係省令を改正する事で、サービス提供を希望する通信事業者に対して、新たに060から始まる11桁番号を割り当てる方針との事です)。
NTT等は事業への参入を検討していることから、新ビジネスをめぐる各社間の競争が激化しそうです。
情報通信審議会では26日、FMC向けの番号を事業者に割り当てることが適当とする答申案をまとめたようですから、FMCは屋外では携帯電話につながり、自宅などでは携帯電話よりも通話料の安い固定電話として使えるメリットを備え、今後の電信電話ネットワークの中心にさえなるのではないでしょうか。
でも、よく考えれば電話の債権の問題を含め自然の流れといえるのかもしれません。
いよいよ、携帯電話はキャリアという時代ではなくなり、イー・モバイルやアイピーモバイルなどの新規参入、そしてWiMAXやIEEE802.20といった携帯電話に近い通信サービスが出来つつあります。
ワンセグなど携帯向けの放送も提供され、携帯からSNSやブログといったCGM、検索エンジンなどを利用する機会も多くなり、電子マネーや生体認証も追加されるようになっています。
携帯電話がメディア~メディアやメディア~データといった今までに無い広範囲な役割を持つようになり、領域を広げる動きは規模の問題もあり従来MNOが進めてきたが、今後は特定のサービスの提供といったニッチなサービスをおこなう専門的業者の必要性が求められると思っています。
そのためにもFMCの実現にはMVNOがこれまで以上に求められるのでしょうね。

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