IPTV

アメリカのジュニパーネットワークス社のIPTV担当ゼネラルマネージャーが来日しました。IPTV分野ではかなりの技術力やシェアを誇る会社です。
IPTVはご存知のとおり、クローズドネットワークである電話会社のIP網などを利用し、相手先を特定してコンテンツを届けるビデオサービスのことです(インターネット放送と若干異なりますが)。
最近、各国の電話会社が注目しており、既に限界の固定電話依存の体質から携帯・インターネットにIPTVを加えた4事業をまとめて顧客サービスを広げ、収入アップを図るのが狙いだそうです。
特にアメリカはIPTVのブームで、ブロードバンド競争のポイントが速度から豊富で利便性のあるコンテンツに移行しているためとされ、放送と通信の融合サービス環境の特徴であると考えます(ブロードバンドを使ったコンテンツ・サービスでは収益が上がらないため、CATV業界ノウハウであるターゲット広告をさらに高度化して対抗)。
回線速度ばかりが目立つ日本のブロードバンド事情と対照的で、各家庭毎にサービス内容を把握できる高度な双方向性が必要となるでしょう。
高速インターネットを使った映像サービス以上に個人からグループという楽しみ方が可能なIPTVはますます電波という媒体の価値を異なったものにしていくのでしょうね(笑)。

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