PLC

いよいよPLC(Power Line Communications)システムが実用化のようです。
松下電器産業 が家庭用の電源コンセントを使ってインターネットに接続する高速電力線通信(PLC)システムを12月9日に発売するそうです。
電源コンセントに通信アダプターを差し込んでパソコンと接続する技術はインターネット接続サービス等の提供ができる訳です(数Mbps~数百Mbpsのデータ通信が可能といわれていますが、今回は最大80Mbpsの実効回線速度らしいです)。
通常の建物には電気配線が張り巡らされているので、新たにケーブルなどを敷設することなく手軽に構内通信網の構築が可能となります。
もともと電力線は高い周波数の電気信号を流すことを想定していない為に漏洩電波がアマチュア無線などに深刻な影響を与えるのではないかとの指摘もあり(構内通信に限って電力線を使うという形態も提案されている)、実用化できるかどうかは未知数の状況でしたが、年内に発売ということになりましたね。
今後の情報化社会の中で様々な情報通信機器の配線を悩む事無く、安心且つ安全で便利な生活がもう目の前に来ているということですね(笑)。
楽しみ楽しみ!

2件のコメント

  1. 「電力線通信の解禁」は数々の問題を残したままの見切り発車で、しかも屋内限定の話です。インターネットに接続するためには、結局建物の中までプロバイダとADSLや光ファイバーで結ぶ
    必要があります。理論値190-200Mbpsなんて出るわけありません。うたっている80Mbpsもほぼ無理で誇大広告です。現状ではLANケーブルもモデムも必要で、けっしてコンセントに刺すだけではなく、一般ユーザーには説明不足です。
    問題点について簡単にまとめてみました。是非ご覧ください。
    PLCに対しての印象が変わるかもしれません。
    http://nonomura.iza.ne.jp/blog/
    とにかく推進派メーカーから出てくるお花畑記事に騙されないよう、色々情報を見極めることが必要です。
    欧米では撤退するメーカーも続出しています。恐らく尻つぼみになる可能性が高く、開発に資金を投入したメーカーの株価が心配です。
    松下は取りあえず開発したから出しますが、本気で普及を考えているのでしょうか?既存の短波利用ユーザーが近々行政訴訟を起こします。

  2. PLCは,速度が出ません。せいぜい2Mbpsであると,開発をしているパナソニックの方が総務省の会議で発言しています。
    http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/joho_tsusin/cispr/pdf/060522_1.pdf
    の3ページ,「日立の実験では・・・」のところを読んでください。しかも条件が悪ければ通信できない,とも。

    ノイズ問題も解決されず,見切り発車しました。ところが松下電器は,アマチュア無線と日経ラジオの周波数だけは使わないような姑息なやり方を取った。妨害が起きるからです。

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