人間開発指数

人間開発指数ってご存知ですか?その国の人々の生活の質や発展具合を示す指標だそうです(簡単に言うと人間の豊かさだそうです)。
生活の質を計測するので、数値の高い国と先進国が重複する場合も多く、先進国を判定する新基準としての役割もあると思います(この指数はパキスタンの経済学者マブーブル・ハクによって1990年に作られ、1993年以降国連年次報告の中で国連開発計画によって発表されています)。
今年の人間開発指数を国連開発計画(UNDP)が9日に発表しました。
その報告書によると、平均寿命や識字率などから各国の開発度合いを測定する人間開発指数で、177カ国中ノルウェーが6年連続でトップとなり、2005年が11位だった日本は7位に順位を上げ、最近では1999年の4位に次ぐ好評価だったようです(90年、91年、93年と第1位に選出されている実績もありますが)。
多分、人間の豊かさはその人間開発指数データのみを尺度にするのはおかしいかもしれませんが、最近のニュース等を見れば順位が落ち込んでいるのも納得してしまいます。
確かに教育の水準は高いかもしれないが、学校そのものの荒廃ぶりはひどいものですし、少年犯罪に関しても増加の一途をたどっていますね(最近の未履修なんていうのも教師側を含め疑問符がつきます)。
また、所得についても職業や地域における格差が広がり、ニートやフリーターなどの低額所得者も急増しており、物質的豊かさに比べ人間としての豊かさ(心の豊かさ)となると国連開発計画ランキングは的を射ているのかもしれません。
幸福度が主観的なものであるとすれば、物質的な事を除き自分の考え方で実質的な指数は変わるということですね(笑)。

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