ティーボと広告

皆さんはティーボ現象はご存知ですか?
アメリカのテレビ録画で全チャンネルの中から、キーワード検索で好みの番組を選んで録画できるサービスです。毎月の利用料でユーザーが購入するハードディスクレコーダーの価格を安く抑える新しいビジネスで、12月頃に、日本市場へ参入予定の事です。
問題はiPodやPSP向けの番組転送サービスの他にCMスキップ機能を備えているため、日本の広告代理店等の業界が強い反発をしている事です。
ある書籍にテレビからCMが無くなるという話が掲載されていました。確かにこのサービスが日本で浸透してくれば、媒体としての効果には疑問を感じると思います(現状でもリーチ測定の曖昧さが問題視されている気がします)。
確かにアメリカではネット広告が雑誌広告に今年中に並ぶと予想されており、同様の事が日本で起こりえる可能性は今までの流れから見れば高いのではないでしょうか?(ペプシコーラが何故テレビCMから姿を消したか、その理由も上記のとおりであると言われています)
ネット広告や口コミによる消費者主導の現在、マスメディアの広告媒体価値低下をもたらし、広告効果=広告費という図式は成立しないようになってしまいました(今年の2月まで携わっていた紙媒体も同様ですね)。
作り手側が消費者の心に共感を与える広告の重要性がわかったような気がします(笑)。

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